まいど メルマキッチンです。
今日はちょっと真面目はお話し
オーストラリアでは出産後すぐに
と聞かれます。
この質問は胎盤とへその緒にある血液(臍帯血)を含んでいます。
私たち日本人がへその緒を大事に保管するのと同じように胎盤は国や民族の文化の違いなどから土に植えたり食べたりいろいろな思想や考えがあります。
胎盤を食べる行為は【産後うつにならない。】【母乳の出が良くなる】【産後の回復が早い】など言われていますが、安全面に問題があるかも知れないということが最近のリサーチで分かってきました。
将来生まれてきた赤ちゃんや家族が血液の病気になったときいのちのコード(臍帯血)が役に立つかもしれないと思い本日の記事にしました。
これからオーストラリアで出産する予定のあるあなた
良く考えてどうするか結論を決めて下さいね。
出産時のみ限定の血液!さい帯血
臍帯血(さいたいけつ)って何だろう?
英語 Umbilical cord blood
命を繋ぐ大事なつながりでおかあさんと赤ちゃんを繋ぐ胎盤やへその緒に ある血液です。
どうして臍帯血は大事なの?
出産時にしかとれない貴重な血液で 将来、赤ちゃんや兄弟、身近な家族が血液系の病気になってしまった時に 助けることが出来るかもしれないからです。
白血病や血液の病気になったときに 提供者ドナーと病人の血液が合わない…
それが本人の血液ですからもし赤ちゃんが産まれてきて血液の病気にかかってしまったら使うことが出来るのです。
本人以外でも兄弟や家族に使用できる確率が高くなります。
どんな病気の治療に使うことが 出来るの?
- 急性白血病
- 慢性白血病
- 遺伝性の免疫障害
- 遺伝性の代謝組織障害
- 遺伝性の赤血球障害
- 血小板異常
- リンパ球の異常
- 食細胞不全
- 形質細胞
- 悪性の腫瘍
- 遺伝性の腫瘍
- など
参考
臍帯血保存する?しない?evolutionaryparenting
そんなに役立つならどうして出産後全員が保存を希望しないの?
- 長期間の保管となりますから 多額の保管料金を民間の臍帯血バンクに払わなければならない。
- 出産後直ぐに適切に保管しなければいけない。
- 事前に病院との確認が必要
オーストラリアの臍帯血バンク気になる臍帯血保存期間と値段
18年間保存した場合
1年間3500ドル前後
2年間4000ドル前後
25年間保存した場合
一番ポピュラーなプランですと一括払いの25年保管プランで6350ドル
赤ちやん一人、臍帯血と胎盤などの臍帯血保管代です。
プランは選べますのでご自分で確認してみてくださいね・
実際どんな流れで臍帯血を取り出してから保存するのか?
申し込み、代金支払いの手続き
↓
コレクションキットが出産が近くなってきたら自宅に送られてくる
↓
陣痛や破水などのサインがあり病院に行くときキットを持っていく
↓
トレーニングを受けた専門の人が出産に立ち合い臍帯血(契約によりへその緒や胎盤も)をとる
↓
24時間以内に研究室に届けられる
その際、ラベル、パック、書類、配送手段の安全など徹底的に管理
臍帯血の保存方法
-196度で凍結保存
保存するべきかしないべきか最終決断
これは私が決めるべきではありませんのでこの記事を読んでくれたあなたが良く考えて決断して下さいね。
子どもに血液系の病気のリスクが出産前検診で言われているか?
家族の病歴、遺伝などはあるか?
などある方は 加入しておいた方がいいかもしれませんね。
まとめ
私が初めてオーストラリアで出産したとき臍帯血バンクの存在を知りませんでした。
『だから胎盤どうする?』聞かれたのか理由も良く分かっていませんでした。
だからこれからオーストラリアで出産を控えているあなたには知っておいてほしかったんです。
私達はどこかで自分は大丈夫
自分の子どもは病気にはならないと思っています。
健康でいれることが1番ですが臍帯血保管はもし何かあった時の心の不安を少し楽にしてくれるかもしれませんね。