こんばんは
2月が始まり3週間は何処にいったの?と思うくらいあっという間に過ぎ去ってしまいました。
さて今日はメルボルンの高校生活についてお話してみようと思います。
まず初めに、こちらオーストラリアは中学生、高校生と同じ学校に通います。小学校を卒業するのは日本と同じく6年生で中学生は7年生、8年生、9年生(日本でいう中学1年生、2年生、3年生)高校生は10年生、11年生、12年生(高校1年生、2年生、3年生)という感じです。
だから小学校卒業したてのまだ初々しい男の子、女の子も高校3年生のちょいと髭生えてきておいちゃんみたな男性、化粧がちょっと濃いよねーって思うお姉さんも同じ制服で同じ学校に通うという不思議な光景が見られるのがオーストラリアの中高校なんです。
ちなみに新学期は2月から始まるのですが同じ学校にいながら、Year9からYear10になった途端に急に息子が忙しくなったように思います。
気のせいじゃないよねー。中学生の時は部屋にこもり宿題してるかと思えばアイパッドだのギター弾いてたりしたので最近ではお!凄い!机に向かってる(あまり見られない光景なのでおかん感動したよ)そして学校から帰ってきて大好きな合気道に行く前にお!今日も!おっ!おっ!!というのが多くなった。
理由はVCE(Victorian cetificate of Education ビクトリアン サティフィケーション オブ エディケーション)という証明書のせいだああああああ。
去年の年末、VCEにむけての説明会に行ったのですが一番下の息子がじっとしておらず私は息子を追いかけるのが精一杯でほとんど覚えてないがな。だいたいの学校では10年生になる前に保護者への説明会があるはずですので必ず参加してよく先生のお話を聞きましょう。
VCEとは
Victorian Certificate of Educationを略したものです。
- ビクトリア州に住んでいる高校生を対象にしている
- ビクトリア州内での大学進学を考えている高校生にはとても重要
- ビクトリア州の学校の成績を証明する高等学校修了証書みたいだけど価値はそれ以上
そう!ビクトリア、ビクトリアと連発したがこれはでっかいオーストラリアのビクトリア州独自の証書であるが、この証書は世界的にも価値が高いとされている。日本でいうところの、、、と考えてみたが日本の高校卒業証書みたいに学校さえ通えば取れるという簡単なものじゃないし、一回だけの失敗なしのぶっつけ本番の一発勝負じゃい!という大学入学の試験とも違うのだ。
VCEはいつから始められるの?
だいたいは11年生や12年生から始めるようなのだが、ほとんどの中高生では10年生からも始められる科目があるようだ。この試験の成績などにより自分の希望の大学への目安になったり、将来の夢に近づくための役立つ手段になったりする。
VCEを10年生でするメリット
- 3年間という期間がある
- 自分に科目が合わなかった場合は科目の変更など切り替えすることができる
- 早めに自分の将来を考えることが出来る
- 希望大学がある場合、大学目的に向け早めに行動を起こすことが出来る。
- 自分の未来に複数の選択を用意することが出来る
- 大量の課題や研究をこなすのに慣れることが出来る
といったところでしょうか。
私melmakitchen(メルマキッチン宅はVCE科目を10年生から選択するのかしないのか。
するならどんな学科、科目を選択するのか、息子にすべて任せました。
VCEの学科、科目はどんな教科があるのか?
- 90以上の学科から選べるという幅広さ
- 30以上のVETプログラム(これについては後で説明)
- 46科目以上の英語以外の言語(LOTEロートという)
数あるVCEの中からどうやって選べばいいの?
- 子供が興味を持つ分野か
- 得意な科目、もしくは好きな科目
- 将来の夢が決まっていたらそれに結びつく科目
- TAFE(職業訓練校、専門学校みたいな感じ)か大学を先に決め関係ある科目を選択
VET プログラムとは?
VCEの中にVETプログラムはいわば職人さんタイプの学生には良いのではないかと思う。
スキルを使う仕事で例えば、ホスピタリティーとかサービス業、農業や工学といった仕事に就きたい学生には学校に通いながら知識を習得し、有給でわずかな給料をもらいながらスキルを習得していく。
アプリタンス シップ、トレーニング(日本でいう見習い)School Based New Appretice ship(SBNA)
という制度もあり期間をこなしたりして修了するとVCE単位の職業証書がもらえる。
詳しいことはこちらで確認してほしい
VCEの取得可能な場所
- 高校で
- TAFE(職業訓練校、専門学校)
- 働きながらの見習い生
VCEの取得方法
- VCEプログラムの課題クリア
- 宿題、研究を提出期限以内に提出すること
- 試験に合格
VCEの評価に仕方
- 学校内での評価(授業態度、課題、試験など)
- 外部試験(筆記や口頭、コンピューターによるテストに合格
参考までに
うちの息子の高校の場合は10年生で選べるVCE教科は一つだけでBiology Unit1生物学を選択していました。学校の教科の選択は長くなるのでまた今度!
おやすみなさい