こんにちは
8週間の脱プラで衣食住を整える「脱プラオンライン講座主催者」のまきです。
現在、インスタで「脱プラショップ&量り売りのお店の応援企画」を開催しています。
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maki
でも、そんな企画を自分でしておきながら、日本に住んでいないので、日本のお店はワカラナイヨ。
なので、インスタで「日本にある脱プラショップ教えて下さーい」と投稿したら、日本にお住いの方が「こんなお店知っているよ~」と「POCO MUCHO(ポコムーチョ)」さんを教えて下さりました。
教えて下さった方!ありがとうございます。
ということで、今日の記事では、福岡県にあるちょっとおちょけた名前の「POCO MUCHO(ポコムーチョ)」さんを紹介したいと思います。
せっかく、インスタでお店を教えて頂いたので、量り売りのお店、ポコムーチョさんに連絡を取り、店主さんである「もっくん」こと柳瀬基喜さんにインタビューをさせて頂きました。
店主、もっくんのあったかい思いがつまった
多すぎず、少なすぎず「ちょうどいい」を、ぜひ皆さんともシェアさせて下さい。
福岡にお住まいの方は、ワクワク楽しい大人のテーマパーク ポコムーチョさんへぜひ、遊びにいってみて下さいね。
では、早速、インタビューを記事にしていきます。
POCOMUCHO(ポコムーチョ)を始めようと思ったきっかけは何ですか?
基喜さん:
はい、同じ日本に住んでいても都会に住んでいたら、普段の生活をしていてもゴミがでます。
そして、今度はゴミを捨てるために「ゴミ袋をわざわざ買う」という暮らしを繰り返してしまいます。
でも、田舎に住んでいたら、食べたら捨てるのではなく、土に還す暮らしをすることも出来ますよね。
食べたものは土に還し、それを堆肥として畑を耕す。
それでまた野菜を育てることが出来ます。
じゃあ、都会でもゴミが出ないように、始めから袋を無くして中身だけを売るお店をしたらどうだろうか?
包装から包装しない暮らしへ
使い捨てから使い捨てしない毎日に
パック売りから量り売りに
という感じで始まりました。
基喜さん:
量り売りのお店をする前、岡山県にある自然食の宿「百姓屋敷わら」で過ごしました。
わらでは、朝起きて太陽と共に般若心経を唱え、月に1度の座禅断食を体験しました。
特に断食は初回は辛かったのですが、自然の中での体験は不思議と辛くなく気持ちが良くなってくるんです。
自分たちで食べるお米も種籾から収穫まで機械を使わずに自分たちの手で一通りやりました。
そして、わらでの暮らしを通して生きる上で大切なことをたくさん学びました。
「食べるものを変えると人生が変わる。」
わらでの暮らしがあったからこそ気づいた
今必要な一人一人が違うそれぞれの「ちょうどいい」暮らし
ポコムーチョはちょっとふざけた名前ですが、「POCO」はスペイン語でちょこっと「MUCHO」はいっぱいという意味なんです。
まき
基喜さん:そうなんです。
ポコムーチョは楽しい!という軽いノリでこのお店に遊びに来て欲しいと思っています。
あえて自然食推しの名前にしていないのは、お店に入ってみるとワクワク!食べてみるとおいしい!実は体、環境にやさしいお店だったという順番を大切にしたかったからです。
POCOMUCHO(ポコムーチョ)を始めた時に一番大変だったことは何ですか?
基喜さん:
はい、全部大変でした。(笑)
今だに日々試行錯誤中ですが・・・
日本には量り売りのお店ってまだまだ少ないんです。
なので、参考になるお店やモデルとなるお店があまりありませんでした。
数少ない日本中の量り売りのお店をまわったり、昔ながらの量り売りをしているおせんべい屋さんなどを廻ってみたりもしました。
そして、量り売りは「半年の商売にしかならないから、大変だよ~」ということも言われてきました。
海外と違い日本は梅雨時など高い湿気がありますので野ざらしで販売しているお煎餅などは特に特大サイズの乾燥剤を敷き詰めていましたし、乾物のお菓子などは暑い時期には売れないということも言われました。
私が住んでいるオーストラリアのメルボルンにも量り売りのお店はいくつかありますが、オーストラリアはむしろ乾燥している国なのでそういった湿気の問題はないかも知れませんね。
今までアーモンドを買って湿気ていると感じたことはありません。
まき
基喜さん:
日本のように温度差が高い環境の中で、今回の規模に対しどのくらいの除湿器が必要なのか分かりませんでした。
湿度の高くなる春〜夏にかけて24時間の稼働を考えると、耐久性は大丈夫か、手間がかからないか、そもそも除湿機能はどうかなど、途中で使えなくなってしまったものもあり、色んな機種を試してようやくお店で使える除湿器が見つかりました。
お店の回転が速いと、商品の入れ替えも湿気る前に入れ替えらえることができますが、まだ日本はそこまで量り売りが認知されていないような気もするのですが、どうでしょうか?
基喜さん:
おっしゃる通りです。
回転がどのくらい見込めるのか検討もつかなかったので、海外の4分の1くらいのサイズの容器を中心に集めました。
なによりも「おいしい」を大切にしたかったので、サイズを小さくし、、在庫回転率を上げることで湿気対策になっています。
(店内の様子:おいしそうなナッツが沢山並んでいます。)
POCOMUCHO(ポコムーチョ)をやっていて良かったなーと思う瞬間はどんな時ですか?
基喜さん:
お店を始めた時、敢えて非効率な流れにしました。
例えば、スーパーですと買いたいものをカゴに入れる。
後は、レジでお金を払って終了しますよね。
当店では、個包装がないのでそれではお買い物できません。
量り売りが初めてのお客様は入った時点で頭に????が出るわけです。
この疑問でワンクッションを入れているので、そこからお店のスタッフと挨拶以外の一歩踏み込んだコミュニケーションが生まれるんです。
(店内の様子:フレンドリースタッフが対応してくれます。)
今、コロナの自粛宣言できっと人と会うことが限られてしまっていますよね。
一人暮らしの方はそういった環境の中で孤独感を感じる人もいるかもしれませんよね。
でも、ポコムーチョに行けば誰かと話せる。
ただ、話せるだけで人の気持ちって救られることも沢山ありますよね。
基喜さん:
そうですね。定期的にご来店いただく近所のおばあちゃんでも「こんにちは~」と挨拶しただけですごく嬉しかったとお花頂いた時は嬉しかったです。
基喜さん:
カフェなどが点在する立地ですので、お散歩ついでに「なんの店だろー?」とご来店いただくお客様が多いんです。
なので、次回ご来店いただく時には「容器持参」でも大丈夫ですよとご案内しているんです。
そうすると、少しずつ事前に容器の重さを量り自然に当店で買い物するときに新しい当たり前の買い物の仕方が浸透していると感じ、嬉しいですね。
初めてPOCOMUCHO(ポコムーチョ)にきた方におすすめのものはありますか?
(店内にある搾りたてのナッツバターが作れる器械:とっても美味しそう~)
基喜さん:
日本にポコムーチョにしかない、その場でご希望の粗さに調節して搾るナッツバターが当店の人気商品となっています。
週替わりでピスタチオバターや、くるみバター、マカデミアナッツやヘーゼルナッツなど、ピーナッツ以外でのナッツバターも搾っています。
乳化剤や保存料など不使用の100%ナッツですので、パンはもちろん、お料理に使われる方も多いです。
今はナッツやドライフルーツなどの間食向きの商品がお店にたくさんあいてありますが、今後は小麦粉、パスタ、お米等、主食となるものも増やしていけたらいいなと思っています。
(店内の様子:ピスタチオバターやアーモンドバター、ピーナッツバターの絞り機がおいてあります。)
POCOMUCHO(ポコムーチョ)では他にどんな商品を売っていますか。
ポコムーチョがある場所は福岡市の中心地ですがで、車で30分も行けば畑も沢山あります。
ですが、来店いただくお客様は主婦層が多いので、平日なかなか地の食材が手に入る場所まで足を伸ばせなかったりと週末だけ行く方も多いんです。
そこで、地方の道の駅だけで少量で販売している農家さんの橋渡し役にもなりたいと思っています。
基喜さん:
そうなんですよね。
ポコムーチョスタッフのおばあちゃんが地元の道の駅で唐辛子を売っていったのですが、道の駅では時期になると同じ商品が一斉に並ぶので、なかなか売れず、ポコムーチョでご紹介すると完売したこともありました。
地元とのつながり、生産者とのつながりを大切にしていきたいですね。
ブログやお店のお客様に伝えたいメッセージ
最後に、このブログやインスタでポコムーチョを知った方にむけてメッセージがあればお願いします。
基喜さん:
一度、お店に遊びに来てください。
このお店のテーマは「あたらしく、なつかしい大人のテーマパーク」です。
今年の夏には「ポコムーチョの夏休み」として、山の中でまき割りやナン作りなどのイベントの開催も予定していますよ~。
働いているスタッフ達も色々なバックグランドがあるので、話をするだけでもきっと楽しいかと思います。
ポコムーチョ店主:基喜さんの話を聞いてまきの気づきと感想
量り売りのお店をした時にお店に秤をおいているのですが、「秤を使ったことがないお客様が意外と多いんです。」と聞いたとき、すごく衝撃的でした。
オーストラリアはスーパーも市場もキロ単位で売っているので必ず秤がおいてあります。
なので、子供達も秤に載せてみたり、家でもお菓子を作る時に秤を使うので、一度0に戻すことも知っています。
でも、スーパーでのパック売りの野菜や果物しか見たことがないと測る機会がないので重さが分からないですよね。
「1グラムってどのくらいの重さですか?」
と聞かれることもあるそうです。
日本をはじめとする国では、野菜や果物がすでにトレイに入ってラップを被せて売られています。
でもこれって、子どもが手に実際にのせて手で重さを感じる経験を奪ってしまっているのではないかと感じました。
私は、手にのせて感じるりんごの感覚とか触覚、香り、重さを小さい時から経験することってすごく大切だと思っています。
こういった場所を提供しているポコムーチョさん素敵です。💛
そして、余談ですが、ビックリしたのが なんともっくんさんは百姓屋敷わらにいた時に、当時、そこで教えていた重ね煮をITのスキルを使いオンラインレッスンの撮影から仕組みまでつくったそう。
私は今、発酵クラスをオンラインで受けているのですが、そこでの先生も船越さんのお弟子さんに習ったとおっしゃっていたのを思い出しました。
もっくんさんの作ったものを、時空と空間、国境を越えて今、私が、オーストラリアで恩恵を受けているのかも知れないなあと思い、改めて見えないもので繋がっていることを実感として感じた瞬間でした。
もっくんこと基喜さん、素敵なお話を聞かせて頂きありがとうございました。
POCOMUCHO(ポコムーチョ)について
ポコムーチョは福岡にある量り売りのビュッフェのようなお店です。
今日は、「ここに来て何をガラスの容器に入れよう~」とワイワイ、楽しさを取り入れて、来た方が笑顔になれる懐かしさと新しさのバランスがちょうどいい加減のお店です。
人と人とつながる
人と地元をつなげる
懐かしさと新しさが手をつないで「今の環境がちょうどいい」を大切にするポコムーチョさんへぜひ、遊びに行ってみて下さいね。
POCO MUCHO(ポコムーチョ)お店の情報
810-0012
福岡県中央区白金1-10-30
- 火曜日から日曜日:11:00~19:00
- 月曜日 定休日
- 電話番号92-525-0025
2020年の4月にお店をオープンして1年ちょっと経ったところだそうです。
コロナの自粛宣言、真っただ中のスタート、そして、現在も進行中ではありますが、
手洗いや消毒、マスクの着用をお客様に協力してもらいながら、お店は通常通り営業中だそうです。
臨時休業もあるかも知れませんので、お店に行く前にご自分で再度、営業時間を確認してみて下さいね。
POCO MUCHOのインスタはこちらからチェック!
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今日もブログを最後まで読んで頂きありがとうございます。