My Story(私が発酵に出会うまで)

始めまして

オーストラリアで日本の発酵料理教室(Maki’s Koji School Australia )を開催している渕脇真希といいます。プロフィールをご覧になって頂きありがとうございます。

今日は、どうして、オーストラリアに住んでいる私がわざわざ日本の発酵料理をお伝えしているのか少しだけお話しさせて下さい。

まき
まき

私が「麹」に出会ったのは、人生のどん底にいる時でした。コロナの影響で人生初めての都市閉鎖という経験はとても辛いものでした。

外にも出れない、人にも会えない、近くの公園すら子ども達を連れていけない。

この生活がいつまで続くか分からない」という先の見えない日々は不安でいっぱいでした。

毎日、ちょっとしたことにイライラしたり感情の浮き沈みが激しく、普段は「ポジティブで楽観的な性格」なのですが、この時ばかりは今までには受けたことがない極度なストレスにより精神的に弱っていました。

まき
まき

そんな私が「麹」に出会い、発酵料理を毎日の食に取り入れてから少しづづ「生きる力」が湧いてきました。

そして、発酵料理を通して自分の心とカラダの変化を客観的に観察しながら、「麹で心とカラダが健康になる」ということを体感しました。

そして、何よりも麹をカラダに取り入れることで「私たちの本来、持っている自然免疫力の強さ」があることを思い出しました。

日本の麹文化の素晴らしさを自分自身が心とカラダで実感したので、今度は、あなたへと麹がもつ健康への力を伝えたいと思っています

海外に住んでいても私たちはやっぱり日本人です。日本人には日本の食が身体に合っています。

あなたとあなたの家族、子どもに健康でいて欲しいから私は日本の発酵料理を伝えていきます。

「麹の魔法」をあなたも手にいれると人生にどんな変化があるのか!

発酵生活をするまでの過去の私と、発酵生活をするようになってからの「私の心とカラダの変化」を私の体験と共ににシェアさせていただきます。

3人目の出産ー子育て14年目ではじめての専業主婦1年

オーストラリアに住んで気づけば長いもんで約20年経ちます。

日本では、大阪の保育所に就職してからずっと仕事、オーストラリアに来てからも生活のために働くのが当たり前だと思っていました。生活のためには働くのが普通。

そして、子どもが生まれた後は、子どもにはお金がかかるから、もっと働かなきゃいけないと思ってしまったのです。

当時の私はそういう風に考えていたので、1人目のときも、2人目の時の仕事に復帰することに迷いはありませんでした。

だってそれしか選択はないと思っていたから。

3人目の出産のとき、初めて仕事に戻ることを躊躇しました。

理由は1つ!オーストラリアの保育料は高いからです。

1歳の娘を保育園に預けている当時は1日118ドルの保育料を払っていました。日本円にして約13000円位の金額です。

1日の値段ですよ!(高いよね!)

下、2人の保育園が重なると分かった時に2人の保育料を計算して唖然としました。

私がもらっている給料に対して、保育園代を払うとなると、マイナスになってしまうことがわかっからです。

仕事に戻っても給料が全て保育料でなくなってしまうんなら働く意味ないよね。」と主人も言われ、保育料を2人分も払うのは高いという理由で、私は3人目の出産で初めての専業主婦となりました。

当時は自分でもフードトラックを購入してイベントでの移動販売を始めていましたが、予定外の妊娠に自分の飲食ビジネスも断念しました。

今まで、毎日、職場で同僚と一緒に仕事をしたり、お客さんと挨拶や会話などを交わしたりしながら楽しい接客をしていた生活から専業主婦の世界はまるで別世界でした。

突然、赤ちゃんと自宅に2人で閉じ込められた狭い空間。

朝、起きて、主人と上の子どもたちが学校にいった後は、まるで無人島に赤ちゃんと2人で置いていかれたような何とも言えない孤独感を感じていました。

おっぱいあげて

おむつ代えて

寝かせて

おっぱりあげて

おむつ代えて

寝かせて

赤ちゃんが泣いて起きてきて同じことを一日中繰り返す生活

今までは、飲食店で人と接する仕事をしていたので、職場ではそれなりのストレスもあり大変でしたがそれなりに仕事のやりがいもありました。

それに比べて、今の生活は、、

専業主婦の私に与えられた仕事は赤ちゃんとのお世話、そして、掃除、洗濯、家事と毎日同じことの繰り返し

3人目ではじめての専業主婦になった時のギャップというか、社会に取り残された感を半端なく感じました。

仕事をやめてからの私は、自分でお金を稼いでいないという負い目があり、髪切りなんて1年以上いけませんでした。

どうせ、赤ちゃんと2人だしとすっぴんが普通になり、家計のことを考え、自分の欲しいものはいつも我していました。

今まで仕事しながら家事、育児をこなしていただけに、専業主婦なんだからもっと、「掃除して家の中を綺麗に保たなきゃ」とか、家にいるんだから「ちゃんとしたご飯もつくらなきゃ」と思いました。

でも、その一方では「なんか専業主婦なんだから家のことをするのが当たり前みたいに思われるのって嫌だな。」とも心の中で感じていました。

赤ちゃんのお世話って意外と大変なんだよ!!

どんなに頑張っても給料でないし、なんか仕事辞めてから自分の欲しいもの我慢するようになったし、専業主婦って三食昼寝付きでなんて、聞いていたけど、赤ちゃんなんて寝てもすぐ起きてくるから自分は昼寝する時間ないし、別にいいことないじゃん。

仕事していた時には、「あー今日行きたくない。もう辞めたいわ」と思っていた時期もあったのに「今度は仕事に戻りたいな~」なんてことも時々考えていました。

13歳の長男!突然のベジタリアン宣言

そんな時、いつものように長男が学校から帰ってくると突然「ママ、ぼく、お肉食べるのやめる!」と私に言ったのです。

まき
まき

え??どうしたの 突然?(ラザニア大好物じゃん。)

すると、長男は学校で環境破壊について学んできたことを教えてくれました。

(長男)ママ、牛肉を食べると、牛のげっぷや、おならの二酸化炭素が温暖化につながるんだよ。それが、環境破壊の原因の1つにもつながっているんだよ。

まき
まき

ええええええ!!そうなの? ママ、知らなかった!

「お肉って美味しいね」と思うだけで牛を食べることが環境に影響を与えているなんて考えたこともなかったのです。

大人の私が、中学生の男の子に無知をみせた瞬間でした。

もちろん、育ち下がりの中学生がお肉を食べなくて大丈夫かな~と不安にもなりました。

「中学生の今ってちょうど育ち盛りだよね。栄養とか足りるのかな?」と心配にもなりましたが、それよりも、長男が自分でやってみたいと決めたことなので応援することにしました。

今、思えば、この時にそんなのダメだよ!

お肉を食べないと大きくならないからベジタリアンになってはいけない!

と反対したら今の私はないかも知れません。

今は私もベジタリアンです。

この時、息子のやりたい気持ちを応援するときめたこと、そして、私もそれをきっかけに環境問題について学び始めました。

エコライフを実践している今の自分があるのは、過去の自分の経験があったからです。

みつろうエコラップKoKeBeeとの出会い!

ちょうど、環境について学んでいるときに、シドニーにある日本人ママ達が運営しているKoKeBeeのみつろうエコラップについて知りました。

みつろうエコラップは使い捨てのラップの代わりに洗って何度も使うことができる布製のラップです。

今までは、自分で市販品を購入していましたが、そこで自分で作れることを知りました。

どうやら、みつろうエコラップのアドバイザー講座に参加すると、自分で作れるだけではなく、作り方を教えて え?それが収入につながるの!ということを知りました。

講座を受けることは、ちょっと心配ではありましたが、専業主婦で自分に収入がないことに負い目を感じていた私は、「何か自分でできることをして自分のお金が欲しい」という思いの方が勝ち、本当にエコラップのワークショップ講師なんてできるんだろうかとドキドキしながらも申し込んでみました。

KoKeBeeで学ぶうちに、いかに、「私たちの暮らしと地球環境が繋がっているのか」ということについて深く知るようになりました。

お肉だけじゃありません

私たちが毎日、便利だからという理由で使っている使い捨てのプラスチックの問題、私たちの食の受粉に関わっているみつばちの存在、そしてそのみつばちの危機など沢山の問題があることに気づきました。

衣食住を大切にして自分たちにも優しい生活をすることをすることが健康の原点であり、それが地球にも優しいことを学びました。

子ども達にも、大切なことを伝えなくてはと元保育士の知識を生かして週末に「エコ遊びクラス」の教室も1年ほど続けました

主人の仕事の関係で、週末のクラスは1年間でやめてしまいましたが、その後もエコラップ作りのワークショップは不定期で続けていました。

コロナのせいで生活がめちゃくちゃにされる

冒頭にも書きましたが、2020年にコロナの影響で生活は急激に変化しました。

突然、現れたよく分からない今まで聞いたことのウイルスの名前

毎日、不安を煽るようなニュース、感染者が次々増えたということを理由に次第に普通の生活ができなくなりました。

外出する時はマスクをしないと罰金

圏内5キロ以内の外出をしてはいけない

人に会ってはいけない

公園で遊んではいけない

子どもたちは学校に行ってはいけない(オンライン学習へと変更)

あれもダメ、これもダメ、ダメ、ダメ、ダメ

極めつけの人生初の都市閉鎖には、本当に精神的におかしくなってしまいそうでした。それが1年間半も続いたのですから。

コロナのおかげで麹と桜堂に出会う

コロナのせいで生活をめちゃくちゃにされたと思っていた私が、コロナのおかげでと今では思えるようになったのは2つの出会いがあったからです。

まき
まき

1つめは桜堂の大林洋子さん

2つめは麹との出会いです。

都市閉鎖により、日本から荷物は届かないし、帰国もできないということで今までは日本から購入していた乾燥麹が手に入らなくなりました。

Facebookでつながっていた、大阪にある桜堂で「麹作り」をする機会に恵まれて学んでみることにしました。

今まで購入していた「麹」を自分で作れるなんて思っていなかった私には衝撃でした

そして、初めて麹を自分の手で作ったときに「何かホッ」としました。

なんでしょう、手のひらに暖かさを感じました。

懐かしさというのか、麹は昔から、味噌や醤油、みりんなどに使われていて私たちが当たり前のように食べていた日本の伝統食にかかせない存在です。

きっと、海外に長く永住してからも日本人である私が日本人として細胞レベルで求めていたものだったのです。

麹を作る技術を学びながら、知識も一緒に学んできて麹の驚くべき健康効果についても知りはどんどん麹の魅力にはまっていきました。

なぜ、麹を食べると幸せになるのかということも、体感だけではなく、科学的にも理解することができるようになりました

そして今、発酵を世界へ広げたい!と発酵料理を教える立場に

麹のある暮らしを2年間はじめて、家族や私の体調や心に色々な変化がありました。

  • 偏食息子の便秘が解消した。
  • 妊娠するたびに増え続けた体重が10キロ減った
  • 肌がきれいだね」とママ友に褒められるようになった。
  • 心とカラダが軽やか、そして前向きになった。
  • お金じゃない幸せを感じる力が強くなった

自分で経験済みの様々な変化を今度は近くの子育てママに伝えていきたいという気持ちが強くなりました!

麹に出会えたことで私は心とカラダだけではなく「人生に大きな変化」がありました。

麹に出会い前ははっきりいってお金に振り合わさせていました。この文章でも前半ではかなりお金に自分の人生が影響されていることが分かります。(笑)

でも今は違います。

お金じゃない幸せの価値を感じることができるようになりました。

麹は幸せホルモンといわれるセロトニンを増やします。幸せホルモンの分泌は脳で行われますが、そのもとになるものは腸で作られます。腸と脳はつながっているんです。

海外にいるから日本食は高いし手に入りにくいだからこそ、私は海外で麹を広めたい!

私には発酵を通して叶えたい世界があります

私には夢(人生の目的)があります。発酵を通して、私たち、自然や人間も含めた丸ごと地球を健康にすることです。

そのために、まずはオーストラリアの田舎に自給自足の村「みんなの家」を作ります

忙しい現代社会は私たちが健康でい続けるために大切なことを忘れています。

昔の日本のように自然と調和した暮らしを思い出しませんか?(一緒にコミュニティに暮らしたい村人も募集中~!)

世の中は加工食品や冷凍食品、腐らない食べ物、食品添加物、着色料入りなどの食べ物がありとあらゆるところにあります。

食べ物だけではありません。

洗剤や肌ケア用品なども沢山の化学物質が使われています。私自身、子どもの頃からアトピーがあるのですが、そういった現代病が増えてきたのも、便利な消費社会になってからです。

だからこそ、私はおばあちゃんのようなちょっと古い昭和の暮らし、せかさないのんびりした暮らしに今、戻る時にきていると思っています。

畑をして食べ物はなるべく自分たちでまかない、お金のためにだけ人生を費やさやい暮らしを目指します。

自然と近い暮らしをすると健康になり、自然と離れると不健康になります。

みんなの家といっても大きな家に知らない人と住むわけではなく、コミュニティーです。(昔の公民館みたいなイメージかな。)

それぞれ個人の家が近くにあり、みんなで季節の野菜や果物を育てる。みんなで収穫して自然の恵みをいただく

もし、あなたが私と同じ世代だとしたら子どもの頃をちょっと思い出してみて下さい。

近くにお米を育てている親戚などがいると稲刈りの季節にはじいちゃん、ばあちゃんも、いとことのおじちゃん、子ども達みんな田んぼに集まってきませんでしたか?

そんなイメージです。必要な時に集まってきて支え合う家族や親せきのような存在

みんなの家 コミュニティの中には学校もあります。

学校といっても、机の上で学ぶのではなく土の上、自然の上で学びます。だから学校という単語は使いたくなかったのですがここでは分かりやすいように学校と言っています。。

若い時、柔道をしていて教えていたんだよ。というおじちゃんがいたら、柔道を教えてもいいし、裁縫が好きなおばちゃんは子ども達に裁縫を教えてもいい。

野菜を育てたり、動物が好きなら、そのスキルと子どもたちに伝えていく。

逆に子どもが自分の得意なことを大人たちに教えてもいいよね。

好きと得意で助け合う世界ができたら、私たちは、心から自由になり健康へなれると思います。

最後に

今は、母が無知だと子どもを守れない時代です。

情報もありすぎるし、不健康の原因となるものがありすぎる。だから、あなたにも麹の魔法、発酵の力を使って欲しい。

忙しい現代社会、便利なものに溢れているからこそ忘れてしまっている大切なことがあります。

ママ達に健康的な自然と調和鵜する暮らしについてもっと知って欲しい。

だって、自分の子どもにはずっとこの先も健康でいて欲しいですよね??

病気になって辛い姿は見たくないよね。アレルギーで痒そうにしている子どもの顔をみるのはつらいですよね。

私はあなたを全力で応援します。

あなたも私と一緒に子どもの食と健康を守れるママになるになりませんか?

知識をもったお母さんが増えたら子どもの笑顔が増える

もし、あなたも「麹を使い人生に幸せの魔法をかけることができたらあなたの暮らしはどうなると思いますか?

このまま、忙しさにただ振り回されるのか?

食に関する色々な情報に振り回されて結局何を信じていいのか分からないまま、子育てを続けるのか。

麹の魔法を手に入れて

発酵で心をカラダを整え、健康であなたとあなたの家族が笑顔で毎日、幸せに過ごせるようになりませんか?

私と一緒に日本の伝統的な麹文化を広めていきたいという仲間も募集しています。

長々と麹に出会うまでのストーリーを書いてしまいましたが、私は麹との出会いによって大切なことに気づきました。

そして、その気づいた大切なことをあなたに全力で伝えていきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

渕脇真希