こんばんは メルマキッチンです。
オーストラリアって日本と比べたらのんびりしているけど『子供の教育って日本と比べてどうなんだろう。』って思いませんか?
オージー流で『イーージーゴーイングなんていって勉強もてきとうじゃないの?』って思った教育ママのあなた
【郷に入れば郷に従え】といいますがオーストラリアの教育のレベルは決して低くはありませんよ。
小学校の授業は子どもが主役で(先生からの一方的な受け身ではなく)自分たちでどんどん考える力をつける教育内容を重視しています。
オーストラリアの公立小学校の学校制度について
まず一番に知っておきたいことは州によって教育制度が違うということです。
なぜなら、オーストラリアは州によって決められている法律や教育の内容に違うからです。
小学校においては、入学できる年齢、新学期が始まる時期、学校教育の内容など。
(授業の進め方は学校や担任の先生の教え方によって違います。)
なので、あなたが子どもを入学させる予定のある州での情報を確認するようにしてください。
小学校には学区がある
私はビクトリア州のメルボルン在住で3人の子育てをしていますが、引っ越ししたため、長男が通った小学校と違う小学校に現在、6歳になる長女は通わせています。
ビクトリア州は基本的に学区があります。
同じ地域でも人気のある学校はとても学区が狭く、少しでも学校指定の地域を外れてしまったら入れないということもあり。
だから、たまに祖父母や親せきの住所で、入学申し込みをしたという話しや、こどもの学校のために家を引っ越したという話も聞きます。
(本当はいけないんでしょうが。涙)
でも、どうしても気に行った学校があったらまずは説明会に行き、諦めずに校長先生の直接お願いしたりすることも可能ですので、子供を行かせたいと思っている学校があるのならば、自分で行動を起こしてみましょう。
オーストラリアの小学校には7年通う
オーストラリアの小学校には、学校生活に慣れるために1年生になる準備のための1年生(PREP プレップ)があります。
ビクトリア州の小学校(プレップ) 4歳 5歳 それとも 6歳 いつから入学?
その後、小学校1年生から6年生までの合計7年間を小学校で過ごすことになります。
日本でいう年生はグレード(Grade)と言います。
1年生はグレード1、2年生はグレード2という感じですね。
オーストラリアの小学校の年間スケジュール
学期始まりは4月じゃありません!!
1月末もしくは2月上旬です!。
日本が3学期制に対してオーストラリアは4学期あります。
学期はターム(Team)といい、1学期はターム1、2学期はターム、3学期はターム3 4学期はターム4です。
ちなににこの記事を書いているのは2018年の8月なのでターム3ということになります。
そして学期(ターム)の間に2週間くらいの休みがあります。
2018年の年間スケジュールは
- ターム1 2月1日から3月30日まで
- 学期休み 3月31日から4月15日まで
- ターム2 4月16日から6月29日まで
- 学期休み 6月30日から7月15日まで
- ターム3 7月16日から9月21日まで
- 学期休み 9月22日から10月7日まで
- ターム4 10月8日から12月21日まで
- 学期休み 12月22日から新学期が始まるまで
公立小学校の学費はただじゃない
公立小学校は永住権をもっていても無料じゃありません。
学費がかかりますし、小学校によって差があります。
それは、ママ友と話していて違いがあることがわかりました。
なんて考えてしまいますよね。
同じ公立学校なのにどうして違いがあるの?
理由は住んでいる地域や、ビクトリア州のカリキュラム+学校独自の教育内容などが違うからです。
自然を大切のすることを子供たちに教えたいと思っている学校はガーデニングをし、『いやいや!うちの学校のテーマは宇宙には羽ばたく子どもたちだからサイエンスだ(理科や化学)』という学校もあります。
また学校の大きさ、敷地や生徒の数、学校の設備施設によっても、政府からの補助金が変わってきます。
学費が他の学校と比べて高いからといって、学校が儲けているわけではないので安心してください。
学校ですからちゃんと子供たちのものや、ことに必要な経費は使われていますよ。
もっと詳しいことが知りたいときは下のリンクをクリックするとビクトリア州のサイトに いけますよ。↓
小学校は制服?私服?
ビクトリア州の公立学校は制服があります。
女の子は夏はギンガムチェックのワンピース、冬はジャンパー(娘はいつも脱いでいる)
パンツにTシャツやポロシャツ
値段(参考までに)
- 学校のマーク入り指定ジャンパー 40ドル
- フリースのジャンパー 24ドル
- フリースのベスト 20ドル
- ポロシャツ 長袖 18ドル
- ポロシャツ 半袖 16ドル
- Tシャツ 12ドル
- ワンピース 20ドル
- キュロットスカート 18ドル
- フリースパンツ 22ドル
- 半袖パンツ 15ドル
- 学校指定の帽子 12ドル
- 学校のリュック 32ドル
- レインコート 34ドル
娘の入学時に購入したものと数
- ポロシャツ 半袖 1枚 16ドル
- Tシャツ 半袖 1枚 12ドル
- キュロットスカート 1枚 18ドル
- 夏用ワンピース 1枚 20ドル
合計 66ドル
3学期(冬)になり購入追加したもの
- フリースジャンパー1枚 24ドル
- 長ズボン 1枚(ケーマートから購入)15ドル
- タイツ2枚(ケーマートから購入)8ドル
- 追加で 47ドル
なので入学時必要な制服代金は113ドルでした。
(参考までに我が家は毎日、洗濯するので足りています。)
娘は朝、時間割をみてスポーツがあるからパンツ、または気分で、冬でも夏用のワンピースにタイツとジャンパーを着て学校に行っています。
小学校の場合は、必要になったら学校で購入することができるので、初めに揃えすぎないで少なめに購入し、季節やサイズが小さくなったなどの必要に応じて後で買い足していったほうがいいと思いますよ。
学校指定のカバンについて
学校指定のカバンを使うかは学校によって違うようです。
長男の場合は学校指定のリュックが義務だったので初めの1.2年間はカバンが大きくてカメのようにひっくり返りそうになりながら歩いていました。
娘の学校は義務ではないので(娘も身体が小さい)市販のリュックに入れていっています。
ちなみに娘のクラス半分の子どもが学校リュック、半分が、自分の好きやリュックを使っている感じです。
日本のように教科書も持ち帰ることはないので、お弁当、水筒、冬用のジャンパーが入れられる大きさで足りると思います。
娘の使用しているのは無印のリュックです。(蝶とレースはボンドでつけました。)
学校用の靴は指定の靴?
オーストラリアは外履き、室内履きと履き替える習慣がないので学校用の靴は1足で大丈夫です。
学校指定の靴という決まりがないならば運動もあるので、革靴よりも普通の運動靴を履いて学校に行かせた方がいいですよ。
小学校のカリキュラムについて
オーストラリアの小学校では教科書を使って授業をすすめません。
ビクトリア州はビクトリア州のカリキュラムがあります。
ビクトリア州のカリキュラム
その教育内容をベースに学校、もしくは担任の先生や担当教科の先生により授業をすすめていきます。
カリキュラムには8つの科目がある
- アート(美術)
- 英語
- ヘルス
- フィジカル(日本でいう体育)
- 外国語(英語以外の言語)娘の学校はイタリア語
- 算数
- 理科、科学
- テクノロジー
ビクトリア州が大切にする4つのこと
- 思考(考える力)と想像力(想像力豊かな子ども)
- 異文化(異文化を尊重するマルチカルチャーな子ども)
- 道徳や論理(私たちが生活する上でみんなが正しいと思う考え)
- 個人、社会を大事にする力
( )は私の解釈です。
小学校の授業内容
例のビクトリア州のカリキュラムをもとに、学校や担任の先生が授業内容を決めていきます。
同じクラスで学習しますが、勉強の内容は個人で多少の違いがあるようです。
それは日本は教科書を使い同じページを同じスピードで進めていくのに対し、
オーストラリアは個人のペースで進めていくからです。
ちなみにこれはプレップ(1年生になる前の準備の1年生)の娘の時間割表
- 月曜日 ピットジム、ライブラリー(体操、図書館で本読み)
- 火曜日 アート、サイエンス (図工、理科)
- 水曜日 英語(読み、書き)算数
- 木曜日 スポーツ、バディー(体育、高学年の子どもと一緒に活動、クラフトやスポーツ)
- 金用意 アセンブリー、パフォーミング、アート(全校朝礼、演劇)
基本の時間割があり、作業が早い子供はほかのクラスメイトを手伝ったり、ほかの課題をこなしていきどんどん先に進んでいきます。
授業は先生が一方的に教えるというより、リサーチしたりそれぞれ自分の頭で考えて自分の意見を発表するというスタイルが多いです。
人前で早くからプレゼンテーションの練習をしたりするので、自分の意見をきちんと伝える子供に育つのですね。
バディーって何?と思ったあなたは
バディーって誰?オーストラリアの小学校バディー システムについて
そして学期ごとに渡される成績表で子供のレベルが、今どこにいるか。
ビクトリア州のこどもの平均と比べてどの位置にいるかがわかるようになっています。
学校によってはコンバインクラスといって1年生と2年生、3年生と4年生、5年生と6年生が一緒に勉強するコンバインクラス(合同クラス)がある学校もありますよ
1クラスの生徒の人数
1クラスは20人から25人の間
娘の学校の場合はプレップクラスは20人くらい。
途中、転校していった子供もいれば転入してきた子どももいます。
クラスは学校の大きさにより何クラスあるかは変わってきますが、担任の先生一人につき、周りに友達の子どもの学校の人数もだいたい1クラスとなっているようです。
担任の先生がパートで働いていて2人の先生がそれぞれの曜日を受け持って2人で運営しているクラスもあります。
学校が始まる時間と終わる時間、送迎について
学校は9時から3時か3時半が基本
娘の学校は9時始まりです。
9時になると音楽がかかり、子供たちは慌ててクラスの前に並びだし、担任の先生がドアを開けます。
(寒い冬は外で待つのが嫌なので5分前くらいに着くように行ったりしています。)
送迎は、基本的に親か保護者(祖父母)と一緒です。
年齢は大きくなるに連れて家が近かったりすると子どもだけで登校する姿もみられますが
日本のように集団登校や下校はありません。
車で送迎する保護者が多いです。
オーストラリアでは歩いて学校に通うよりも車で通う子供の方が多く、子どもが運動不足になりがちだと以前、学校で配られたお便りに書いてありました。
出来るならば、朝は車を停める場所を探すのが大変なのと、健康のために歩いていくようにしましょう。
娘の学校の終わる時間は3時半です。
友人の子供の小学校は3時には終わってしまうみたいですが、学校により多少の差はあるかもしれませんがだいたい、3時か3時半が多いようですよ。
仕事している親には必要のビフォー、アフターケアという学童クラブがある
親が仕事をしていたり、介護や理由があり、3時半のお迎えが難しい家庭のために学校の敷地内の中にビフォーアフターケアと呼ばれる部屋があります。
学校の先生ではなく外部からちゃんとチャイルドケアの資格を持った先生が、学校が始める前、もしくは学校が終わってからの数時間みてくれます。
プレップから6年生の子どもが、みんな同じ部屋でそれぞれ好きな活動をします。
おやつを食べたり室内、または戸外遊びをして親のお迎えがくるまで待ちます。
迎えにきた親は毎回、迎えに来たサインをして連れて帰ります。
オーストラリアは、シングルの家庭や複雑な家庭も多く、法律でこどもに関することを決めていたりするので
学校での子供の引き渡しにしても厳しいのです。
オーストラリアでは子どもに鍵を渡し一人で留守番させてはいけません。
時間
- ビフォースクールは7時30から9時まで
- アフタースクールは3:30から6時まで
料金は1回あたり10ドル前後ですが、家庭の収入額によりセンターリンクのサポートが受けられる場合もあるのでご自分での確認が必要です。
私はフルタイムで仕事をしていたので長男は7年間このビフォーアフターケアにお世話になりました。
私たちのように外国から来ていてまわりに親せきや頼れる家族がいない場合には
このビフォー、アフターケアは非常に助かりました。
学校によってはビフォーケアがない場合(私の友人のこどもの学校)もあるので
仕事をしているママは入学前にこの学童制度があるかチエックしておいたほうがいいと思います。
小学校は給食なしの毎日弁当
オーストラリアの小学校はお弁当がありません。
だ、か、ら、毎日お弁当です。
小学校の行事色々
- 面談(三者面談と二者面談の場合がある)Parent Teacher conferences
- 何かのお祝いにたびにバーベキューデイ(ソーセージ、ベジタリアン、ハラルという宗教上決まった調理の肉と選択あり)Sausage sizzle day
- 音楽祭(music festival)
- 遠足(excursion)
- 学校によっては夏の間、希望の子どもだけをスイミングレッスンに連れていく
- 音楽(ギターやピアノレッスンなど)を別料金で行う学校
- 公立学校とはいえ、多少なり学校の特色が違う
- パンケーキディーにイースターなどの行事と一緒にゴールドコインドネーションをいう1ドルか2ドルを見ってきて参加する寄付のイベントも多く、あるのがオーストラリアの学校だと思います。
まとめ
オーストラリアの小学校についてまとめてみました。
ビクトリア州の小学校はビクトリア州の教育カリキュラムによって計画されていますが,学校によって特色の違いが多少あるのがオーストラリアの小学校だと感じましたが、子ども一人一人の学習能力にあわせて臨機応変に対応してくれる教育に個人的には満足しています。
オーストラリアで子育てすると子どもの日本語が心配と思うときもありますが、異文化ならでの早くからいろんな人種があり、いろんな考え方があるというのを知るというのは子どもにとってとても貴重な体験になると思います。
これからオーストラリアへ子連れで移住するママ、オーストラリアで子育て中で現地の学校に入学する予定のママの参考になればうれしいです。
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